著者 | 長野 利雄
プラネット行政書士事務所 

代表 中小企業診断士・行政書士・

認定経営革新等支援機関

補助金事務局で審査経験のある補助金専門家として、中小企業の事業計画の作成・補助金申請を支援しています

採択通知が来て喜んだのも束の間、「いつまで経っても交付決定が下りない…」と焦っていませんか?

実は、補助金申請において最も時間がかかり、かつストレスが溜まるのは「採択後から交付決定まで」の期間です。ここで数ヶ月足止めを食らい、事業開始が遅れたり、つなぎ融資の利息が嵩んだりするケースは後を絶ちません。

事務局の審査スピードはコントロールできませんが、「自社の対応」で期間を最短にすることは可能です。今回は、最短で交付決定を得るために経営者が持つべき「3つの心構え」を共有します。

1. 「とりあえず出して、言われたら直す」は自殺行為

最初から完璧な書類を提出してください。これに尽きます。

「多少不備があっても、指摘されたら直せばいいや」という軽い気持ちで提出ボタンを押していませんか?それが最大のタイムロスの原因です。

事務局の審査は、不備が見つかった時点でストップします。そして、あなたが修正して再提出すると、また「審査待ちの最後尾」に並び直すことになります。これが繰り返されると、五月雨(さみだれ)式に指摘が続き、不備対応の無限ループに突入します。

  • マニュアルを一字一句読み込む
  • ファイル名、命名規則、日付の前後のつながりを徹底的に確認する

「一発で通す」という執念が、結果的に最短ルートを作ります。

2. 連絡先は「会社の代表電話」ではなく「携帯電話」へ

申請システムに登録する担当者電話番号は、必ず「連絡がつく携帯電話」にしておきましょう。

事務局から確認の電話がかかってきた際、会社の代表電話だとどうなるでしょうか?

「社長は外出中です」→「ではまた掛け直します」

この「また掛け直します」が、平気で2〜3日後になるのが補助金事務局の常です。たった一本の電話に出られなかっただけで、審査が数日ストップします。

いつでも即座に対応できるよう、経営者自身の携帯電話か、必ず捕まる担当者の携帯番号を登録してください。そのワンコールが、入金スピードを左右します。

3. 理不尽な不備指摘も「天災」と思って淡々と処理する

審査の過程では、時に「え?さっきと言っていることが違う」「そんな細かいことまで?」と思うような、理不尽な修正依頼が来ることがあります。

ここで感情的になって事務局に文句を言ったり、正論で抗議したりしても、審査は1ミリも進みません。

事務局の担当者もマニュアルに従っているだけです。理不尽な指摘は「通り雨」や「天災」のようなものだと割り切りましょう。

感情を挟まず、言われた通りに粛々と修正して即座に投げ返す。この「大人の対応」ができる経営者ほど、早くキャッシュを手にしています。

まとめ

補助金は、交付決定を勝ち取り、補助事業を計画通りに進めることで、最後の着金までたどり着けます。採択はゴールではなく、交付手続きという戦いのスタートラインに過ぎません。

  1. 最初から完璧を目指す
  2. 携帯ですぐ出る
  3. 文句を言わずに即修正

この3つの鉄則を守り、最短スピードで交付決定を勝ち取りましょう!


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