- 1. なぜ求人広告の効果は出ないのか?
- 1.1. 母集形成団の問題(そもそも人が来ない)
- 1.2. 選考プロセスの問題(応募は来るが、採れない)
- 1.3. どうすればいいのか?
- 2. 新卒の学生が本当に知りたい情報とは?
- 2.1. 知りたい情報の本音
- 2.2. 求職者と企業でのギャップ
- 3. 求人タイトルが応募数に与える影響とは?
- 3.1. タイトルの重要性
- 3.2. 実際どのくらい違う?
- 4. 【実践ガイド】 思わず目を引くキャッチコピー + ほんの一工夫の言葉の選び方
- 4.1. 応募数が劇的に変わる言葉の選び
- 4.1.1. ① 成長は人によって違うので、いつ・何を・どこまでを具体化すると応募が増えます!
- 4.1.2. ② 役割の意味づけを書くだけで魅力が数倍になります。
- 4.1.3. ③ 「どう伝えるか」で感じ方が全然違う
- 4.2. 求人キャッチコピー応募数を上げる少しの工夫
- 4.2.1. ① 働く魅力はなに?はっきり伝える
- 4.2.2. ② 心に響くフレーズを作る
- 5. 求人票はキャッチコピーで決まります
なぜ求人広告の効果は出ないのか?
母集形成団の問題(そもそも人が来ない)
実際に 中小企業の約3割が「募集をかけても応募が来ない」と回答しており、さらに 「求めるレベルに達する人材が応募してこない」 という悩みも同じく約3割にのぼります。
- タイトルや仕事内容が抽象的で魅力が伝わらない
- 給与・働き方など“求職者が本当に知りたい情報”が不足している
- ターゲット層と利用するツールがズレている
などが挙げられ、結果としてクリックも応募も伸びにくい状況が続きます。
選考プロセスの問題(応募は来るが、採れない)
応募が集まっても“採用できる”とは限りません。
連絡の遅さや面接日程調整の煩雑さ、不要に多い選考回数など、候補者側の負担が大きい過程は辞退を招きやすくなります。
また、面接で企業側が一方的に話してしまい、求職者が抱える不安に十分に答えられないケースも少なくありません。
さらに、求人情報とオファー内容の印象がズレていると、「期待していた条件と違う」と受け取られ、選考辞退・内定辞退につながります。
どうすればいいのか?
求職者目線で求人情報を具体化することが大切。入社後の働き方や評価基準を事前に説明することで定着率が高まります。
- 誰に何を伝えるかを明確にする
- 対話型のコミュニケーション
新卒の学生が本当に知りたい情報とは?
知りたい情報の本音

「実際の仕事内容」が81.9%と最も高く、次に「社風」が62.7%、その次に「給与水準・実年収」が57.9%と続いています。
特に、給与については学生からは質問しにくい内容です。「実際の仕事内容」「社風」 「給与水準・平均年収」の3つを会社説明会で伝えることで、企業の解像度を高めることができます。それにより、企業にマッチした学生を集めることができるでしょう。
求職者と企業でのギャップ
企業はどうしても、自社の強みや魅力を中心に語りがちです。
しかし、求職者が本当に知りたいのは“企業が見せたい姿”ではなく、実際自分がその企業で働いた時にどうなるのか、そして未来がどう描けるかという点です。

新卒入社と、中途入社の立場は違っても、どちらも共通するのは“企業目線の情報”と、求職者が求める“勤務した際の情報”のギャップです。
求人タイトルが応募数に与える影響とは?
タイトルの重要性

求人タイトルでは、応募数に最も強く影響する要素の一つです。
実証データでは、タイトルを最適化しただけで、求職者からの閲覧数が最大2.3倍になったという結果があります。(Indeed調べ)
さらに、求人検索で最初に見られるのは、多くの求職者がスマートフォンで閲覧するため、「タイトルの15~20字」であり、タイトルで興味が持たれなかった求人は、80%以上が開かれなかったというデータもあります。
求職者の行動は、「タイトル→詳細→応募」の順に進むため最初のタイトルで心を掴まれなければ内容がどれだけ良くても読まれもしない状態になります。
つまり、求人タイトルは「応募数を左右するレバレッジポイント。」
応募者が多い求人票はタイトル設計が優れています。
実際どのくらい違う?
求人原稿の書き方を変えるだけで応募率が変わります。下記表の左の原稿は、下記右の原稿と比較すると求職者が知りたい情報を明確に示しているため、応募率は1.3倍~1.8倍に伸びる傾向にあります。
■ 業務内容
既存顧客へのフォローと提案営業、新規問い合わせ対応を担当。
飛び込みやテレアポはなく、長期的な関係構築が中心です。
主な業務
・既存顧客への営業
・課題ヒアリング〜提案
・資料・見積・契約書の作成
・進捗・実績管理
■ 仕事内容
飛び込み・テレアポのない営業職。
(年休125日・土日祝休み・残業月間10時間程度)
■実務内容
・既存取引先顧客のフォロー・新商品の提案
・提案書・見積書などの作成■ポイント
・座学での研修や先輩社員の営業同行でゼロから学べる
・上司に相談しやすい部署で安心
【実践ガイド】
思わず目を引くキャッチコピー + ほんの一工夫の言葉の選び方
応募数が劇的に変わる言葉の選び
① 成長は人によって違うので、いつ・何を・どこまでを具体化すると応募が増えます!
❌️成長できる環境です(抽象的) ⭕️1年後を目安にリーダーへ昇進できます(具体的)
② 役割の意味づけを書くだけで魅力が数倍になります。
❌️電話対応、資料作成、データ入力(羅列) ⭕️既存顧客への対応が中心。お客様への信頼を築く仕事です(意味づけ)
③ 「どう伝えるか」で感じ方が全然違う
❌️残業あり(ネガティブ表現) ⭕️残業は1日あたり15分程度(ポジティブ表現)
求人キャッチコピー応募数を上げる少しの工夫
① 働く魅力はなに?はっきり伝える
仕事の説明でだけでなく求職者がその仕事を通して経験できることや自身のキャリアアップ、自己成長などを説明することで、よりその企業で働いた際のことをイメージでき、応募意欲が高まります。
② 心に響くフレーズを作る
心を掴むのは言葉の温度。魅力的な言葉があるとぐんと興味を惹きます。例えば、「小さな会社。だから色々な発言や経験ができる」など小ささを弱点ではなく強みに変える言葉や、人に優しいチーム文化を言語化できるフレーズなど他と一目置く温度感が求職者にも伝わります。
求人票はキャッチコピーで決まります
今回のテーマは、採用が年々難しくなる中で最も差がつきやすい「最初の一行」についてご紹介しました。
どれだけ魅力的な制度があっても、丁寧な教育体制があってもそれが求職者に伝わらなければ、応募というスタートラインに立つことさえできません。
逆に言えば、言葉の届け方を変えるだけで、出会える人材の幅は大きく広がります。
このテーマは、採用に悩む多くの企業にとって最も効果的で、今すぐに取り組める改善ポイントだと感じています。
言葉一つで出会いは変わります。
今回の記事が貴社の魅力を見つめ直すきっかけとなりましたら幸いです。
温度のある言葉一つで、誰かの明日を動かす。そんな採用に繋がりますように。
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プラネット行政書士事務所
代表 中小企業診断士・行政書士・認定経営革新等支援機関
1971年山口県下松市生まれ、千葉県市川市在住。25年間、IT業界の東証プライム上場企業を中心に法人営業や企画部門に従事し、大手製造業向けにIoTやDXの導入を推進。2022年3月に日鉄ソリューション株式会社を退社後、プラネット行政書士事務所を開業。中小企業のお客様へビジネス経験を活かした実現可能性の高い事業計画の策定や採用定着を支援。
(公財)千葉県産業振興センターで補助金受付業務(嘱託)や補助金事務局の審査経験がある補助金専門家として活動中。
