小規模事業者持続化補助金の直近の採択率の推移・実際の採択事例の分析・申請をおすすめする会社のタイプをまとめています。申請のご検討に役立ててください。

小規模事業者持続化補助金_採択率

小規模事業者持続化補助金_採択率
小規模事業者持続化補助金_採択率
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回
91 65 52 44 54 69 70 63 64 63 59 56 57 62 42 37 51 48

多くの事業者が、単なる現状維持ではなく、「デジタル技術や機械導入による生産性向上」と「ターゲットや販路を明確にした新規事業展開」を掛け合わせて申請している傾向が見られます。

主なトレンドは以下の5点です。

1. 業務効率化・内製化のための機械・DX投資

人手不足への対応や利益率向上を目的として、高性能な機械やシステムを導入する動きが顕著です。

  • 製造・加工の内製化: これまで外注していた工程を自社で行うための機械導入(レーザー加工機、溶接機、刺繍ミシンなど)により、短納期化と利益率改善を図るケースが多く見られます。
  • 業務自動化・省人化: 自動釣銭機、配膳ロボット、予約管理システム、AIを活用した電話応答システムなどを導入し、少人数での運営体制を構築する取り組みです。
  • ドローンの活用: 建設業や点検業務における高所作業の代替や、PR動画撮影のためのドローン導入も一定数存在します。

2. 「インバウンド」および「海外展開」への意識

回復・拡大するインバウンド需要や海外市場を狙った取り組みが増加しています。

  • インバウンド対応: 飲食店や宿泊施設における多言語メニュー対応、和文化体験(茶道、着物など)の提供、訪日外国人向けの店舗改装などが散見されます。
  • 越境EC・輸出: 自社商品を海外へ販売するための越境ECサイト構築や、海外展示会への出展による販路開拓もトレンドの一つです。

3. 「冷凍技術」と「24時間販売」による販路拡大

飲食・食品製造業を中心に、時間や場所の制約を超えて商品を販売するスタイルが定着しています。

  • 急速冷凍機の導入: 自店の料理を高品質なまま冷凍商品化し、テイクアウトやECサイトで販売する取り組みです。
  • 自動販売機の設置: 店舗前に冷凍自販機等を設置し、営業時間外でも商品を販売して売上アップを図る事例が多く見られます。
  • キッチンカー: 固定店舗だけでなく、キッチンカーを導入してイベント出店や移動販売を行うことで、能動的に顧客を獲得しに行く動きもあります。

4. 特定ターゲットへの「特化型」サービス

漠然とした集客ではなく、特定の悩みやニーズを持つ層にターゲットを絞った高付加価値サービスが目立ちます。

  • ペット関連: ペット同伴可能なカフェへの改装、ペット用新商品(フード、家具など)の開発、トリミングサロンの設備強化など、ペット市場への参入・強化が非常に多いです。
  • 美容・健康の細分化: 単なるエステや整体ではなく、「男性専用(メンズ脱毛・フェイシャル)」「高齢者向け(フレイル予防)」「産前産後ケア」「巻き爪特化」など、ターゲットを明確にしたサービス展開が見られます。
  • サウナ・個室ジム: プライベートサウナの設置や、個室型パーソナルジムへの改装など、「個」の空間を重視した設備投資もトレンドです。

5. 地産地消・地域資源の活用とブランディング

地元の素材を使った新商品開発や、地域密着型のブランディングで差別化を図る動きです。

  • 新商品開発: 地元の農産物を活用したスイーツや加工品の開発、廃棄される食材(未利用魚や端材)を活用したアップサイクル商品の開発などが挙げられます。
  • リブランディング: ロゴやパッケージの刷新、HPのリニューアル、看板の設置などを通じて、店舗や商品の認知度・ブランド価値を高める取り組みです。

まとめ

第17回の採択事例からは、単に「古くなったものを買い替える」だけでなく、「新しい技術(冷凍、ドローン、AI等)を取り入れる」「ターゲットを絞り込む(インバウンド、ペット、特定層)」「販売チャネルを増やす(EC、自販機、キッチンカー)」といった、具体的な変化と挑戦を伴う事業計画が評価されている傾向が読み取れます。

小規模事業者持続化補助金の申請をオススメする会社をご案内します。

この補助金は「販路開拓」や販路開拓に加えて「業務効率化(生産性向上)」を目指す小規模事業者におすすめです。

1. 新商品・新サービスの開発を考えている事業者

既存の事業に加え、新しい売り物やサービスを作って売上を伸ばしたい場合におすすめです。

  • 飲食店のテイクアウト・冷凍販売強化: 急速冷凍機や真空包装機を導入し、店舗の味を冷凍食品としてECサイトや自販機で販売する。
  • 新メニュー・自社ブランド開発: 地元食材を使った新メニュー開発や、OEM(他社製造)ではなく自社製造に切り替えるための機械導入。
  • ターゲット層の拡大: 高齢者向け、子供向け、ペット向けなど、新たな顧客層を取り込むための新サービス展開。

2. 設備投資で生産性向上や品質アップを図りたい事業者

人手不足の解消や、作業時間の短縮、より高品質なものづくりを目指すための投資に適しています。

  • 高性能な機械の導入: レーザー加工機、3Dプリンター、高性能オーブン、新型の施術機器(エステ・整骨院等)などを導入し、提供スピードや品質を向上させる。
  • 業務の自動化・省力化: 自動配膳ロボット、自動釣銭機、予約管理システムの導入により、少人数でも運営できる体制を作る。
  • ドローンの活用: 建設業や点検業務において、ドローンを導入して高所作業の安全確保と効率化を図る。

3. 店舗の改装や環境整備を行いたい事業者

集客力を高めるための店舗リニューアルや、顧客満足度を上げるための設備投資に活用できます。

  • 店舗の改装: 個室の設置、バリアフリー化、テラス席の増設、和式トイレの洋式化など。
  • 看板・外観の刷新: 視認性を高めるための看板設置や、デジタルサイネージの導入。

4. 積極的な広報・PRを行いたい事業者

新しい顧客に自社を知ってもらうための宣伝活動全般に使えます。

  • Web活用: ホームページのリニューアル、ECサイト(ネットショップ)の構築、Web広告の出稿。
  • 紙媒体・イベント: チラシの作成・ポスティング、パンフレット制作、展示会への出展。

5. インバウンド(訪日外国人)対応を強化したい事業者

外国人観光客を取り込むための環境整備も推奨されています。

  • 多言語対応: メニューやウェブサイトの多言語化、翻訳機の導入。

注意点

  • 単なる買い替えは不可:  単に古くなった機械を同じ機能のものに買い替えるだけ(単なる更新)では対象になりません。それが「どう販路開拓につながるか」というストーリーが必要です。
  • 小規模事業者であること:  従業員数が「商業・サービス業(宿泊・娯楽除く)は5人以下」、「製造業その他は20人以下」である必要があります。
  • ウェブサイト関連費(ITシステム構築やネット広告を含む)以外の経費が大半を占めること:  ウェブサイト関連費は申請する経費の4分の1までしか申請できません。

結論として、 「新しい機械を入れて生産スピードを上げ、空いた時間で新しい商品を開発し、チラシやWebで宣伝して売上を上げたい」といった、攻めの経営計画を持っている事業者に最適な補助金です。

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