「厳しい競争を勝ち抜く『一歩』」、それは自社の未来を描き、力強く前進するための羅針盤を持つことです。
日々の経営に追われる中で、「新しい事業に挑戦したい」、「会社の体質を改善したい」、「できれば国や自治体の支援策を活用したい」とお考えの社長様も多いのではないでしょうか。
その想いを形にする強力なツールが「経営革新計画」です。そして、その努力が実を結んだ先には、企業の栄誉となる「経営革新優秀賞」という大きな目標が待っています。（各都道府県が実施）
ステップ1：未来への設計図「経営革新計画」とは？
「経営革新計画」とは、中小企業が「新事業活動」に取り組み、会社の「経営を相当程度向上させる」ための具体的な計画です。
この計画は、以下のような新たな取り組みを対象としています。
- 新商品の開発又は生産
- 新しいサービスの開発又は提供
- 商品の新しい生産・販売方式の導入
- サービスの新しい提供方式の導入
- その他の新たな事業活動
重要なのは、
個々の企業にとって「新しい」取り組みであれば、既に他社で採用されている技術や方式の活用でも原則として対象になる という点です。自社の強みを活かした、未来への投資計画と言えるでしょう。
ステップ2：挑戦を支える国の強力なバックアップ
経営革新計画が承認されると、挑戦の過程で多様な支援策を活用できる可能性が広がります。
- 保証・融資の優遇措置
- 信用保証の特例: 信用保証協会による保証枠が別枠で設定されます
- 日本政策金融公庫の特別利率: 低利での融資が受けられます。 9
- 海外展開の支援
- 現地子会社の資金調達を支援する「スタンドバイ・クレジット制度」などが利用できます。
- 販路開拓のサポート
- 中小機構によるテストマーケティング支援など、販路拡大に向けた具体的なサポートが受けられます。
ある受賞企業は、「金融機関の保証枠、金利の面で優遇措置を受けることができた」と、その効果を語っています。
目指すべきゴール：栄誉とビジネスチャンスを掴む「経営革新優秀賞」
計画を実行し、見事に経営を向上させた企業には、その努力を称える表彰制度があります。
「経営革新優秀賞」は、経営革新計画に基づき、新事業に果敢に取り組み、顕著な経営向上を果たした企業を表彰する制度です。 受賞企業には、最優秀賞（1社）、優秀賞（数社）、奨励賞（数社）が贈られます。（各都道府県により異なる場合があります）
受賞のメリットは計り知れません。
- ビジネスチャンスの拡大: 受賞企業は、大規模な展示会「産業交流展」に基礎小間料無料で出展できます。（東京都の場合）
- 信頼性と知名度の向上: 受賞記事が業界紙に取り上げられ、問い合わせが増えるなど、更なる事業拡大に繋がったケースもあります。
- 社員のモチベーション向上: ある受賞企業の社長は、「受賞を社員に伝えたところ心から皆が喜んでくれ、さらにモチベーションアップして頑張ってくれています」と語ります。
まずは相談から始めてみませんか？
「計画なんて立てたことがない…」と不安に思われるかもしれません。しかし、心配は無用です。計画の作成は、都道府県の担当部署のほか、中小企業支援センターや認定経営革新等支援機関（税理士、金融機関など）、よろず支援拠点といった専門家が力強くサポートしてくれます。
経営革新計画の作成は、単なる資金調達や支援策のためだけではありません。自社の強みと弱みを分析し、進むべき方向性を明確にすることで、会社全体が同じ目標に向かって進む原動力となります。
あなたの「思い」を「実現」させ、企業の新たな歴史を刻むために。まずは栄誉ある「経営革新優秀賞」を目指し、その第一歩である経営革新計画にトライしてみませんか？
当事務所でも、「経営革新計画」申請サポートを行っております。お気軽にご相談ください。